2012年04月01日
やっぱり甘くはなかった今シーズン2度目の伯耆大山へ
鳥取県の伯耆大山へ登ってきました。
今シーズン2度目となります。
里の雪はすっかり消えてしまって、もうそろそろ桜の季節ですが
雪はまだまだたっぷりでした。
大山の自然の厳しさを垣間見れた今回の雪山ハイクとなりました。
前回の冬の伯耆大山は→こちらから
今シーズン2度目となります。
里の雪はすっかり消えてしまって、もうそろそろ桜の季節ですが
雪はまだまだたっぷりでした。
大山の自然の厳しさを垣間見れた今回の雪山ハイクとなりました。
前回の冬の伯耆大山は→こちらから
今回は元谷コースで登っていきます。
気温約8度。暖かい朝です。
天気予報は下り坂らしい。ということで朝早めのスタートにしました。
大山寺橋からの今日の大山は・・・

天気がどんよりな割には大山はくっきりと見えております。
ガスがかかってきそうな雰囲気ではありますが。
大神山神社へ向かっていきます。

除雪された石畳の参道も趣があっていい感じですね。
谷元コース自体も久しぶりに歩くので楽しみです。
大神山神社まできました。

時間も早いので、ここまではウォーミングアップのつもりでのんびり歩いてきました。
上の方からはゴゥゴゥと風が木々を揺らす音が聞こえてきます。
こりゃ、上の方は相当風が強いんちゃうかな。
神社脇から登山道へ入っていきます。


この辺りは杉の大木と落葉樹のミックス地帯。
落葉している木のせいか、意外と明るいですね。
ここからは下宝珠越までのルートをたどって作業道路にでることにします。
作業道路を谷元へ向けて歩いていきます。
少し歩くと大山北壁もちらほらと

道路とはいえまだまだ積雪豊富ですね。
作業道路最終地点。

こちらが本来の行者登山道との合流地点になります。
堰堤にでると久しぶりの谷元からの大山北壁全景

天気は芳しくありませんが、珍しく大山にガスがかかっていません。
晴れていればもっと映えるんでしょうが。
眺望が良いと自然と足が止まってしまいます。
急いで登る必要もないのでゆっくりと観賞します。
少し歩くと・・・
谷元避難小屋と大山北壁。

これまた良いですね。
さて、夏道である行者登山道は全くもってわかりません
トレースやスキー・スノーボードの跡があちこちにあります。
つまり、歩きやすい所を歩けってことですかね。
とりあえず、6合目避難小屋付近を目指して(見えませんが)登っていく事にします。
ひたすら谷を上へ向けて。

相変わらず上の方からは風が木々をうならす音が叫んでいます。
尾根に出る時には覚悟しとかないといけませんね。
かなり斜度もきつくなってきました

幸いな事に、気温が高いせいか雪面がアイスバーンにはなっておらず
きっちりとキックステップが効くので助かります。
雪質は完全に春のザラメ雪。
この斜面、意外とハードです
なんか、斜面の急な所を選んで登っているような気がするんやけど。
ま、夏山登山道合流までは頑張りましょう。
何とか夏山登山道に合流しました。

もの凄い風です
風が吹くと普通に立っていられないくらいに。
ここでアイゼンを装着します。
少し来た道のほうへ下がって風をよけながら。
ついでにエネルギー補給も。
準備万端でいざ頂へ。
ここでこんなんやったら頂上台地はどないなことになっとるんやろか
頂までたどり着くことができるんやろうか・・・
少し登ると6合目避難小屋。

前回よりは避難小屋がその姿を現しつつあるとはいえまだまだ雪の中。
今シーズンの雪の多さを物語っています。
しっかりトレースの夏山登山道を頂上へ向かいます。

風は南風なので進行方向に向かって右から吹いてきます。
常に低姿勢で、突風がくると耐風姿勢でしばらくやりすごします。
風が強いことを除けばトレイルは非常に歩きやすいです。
雪質はザラメなんですが踏み抜く事も無く、アイスバーンにもなっていないので。
三鈷峰からの稜線
奥には甲ヶ山も。

天気はどんよりなんですが時より日差しもあり、ガスもほとんど無し。
青空も見え隠れしています。
が、相変わらずの強風。
条件が良ければ最高のトレイルなんでしょうけどね。


一部階段が出ている所も。
このあたりで春を感じます。
8合目まできました。
木道も一部あらわに・・・

予想していた通り・・・
猛烈な風です
頂上台地に出ましたが・・・

ここまで登ってきた夏道の比じゃないくらいの暴風が吹き荒れています。
救いは、確実に視界があることと暖かい南風であることくらいでしょうか。
気のせいかもしれませんが、木道よりも南(北壁側でない方)のほうが
若干風がましなような気がしました。若干ですが。
天気自体は決して悪くないんですが。

写真では穏やかな山頂台地のように見えますが
時より暴風に巻き上げられたザラメ雪が機関銃のごとく襲ってきます
耐えるしかありませんね。
風を背にするような感じで低姿勢で前進→耐風姿勢で待機の繰り返しで少しづつ進みます。
弥山頂上

いろんな意味で長い旅やった。
前回は雪の下で見えなかった頂上石碑が見え始めてました。
そう、前回はここでほんわかとランチなんかしてたっけ・・・
手元の温度計は約3度。
暖かい南風のせいか、体温を奪われるというような感じではないですね。
暴風を除けば比較的穏やかな山頂・・・ 一切余裕はありませんが。
剣ヶ峰方面

南壁のほうが確実に雪融けが目立ちます。
米子方面の展望は・・・

霞が強いとはいえ、展望は効きます。
ちょっと避難小屋に入って休憩でも・・・
入口がありません

↑入口付近のほんのわずかなスペースで少しだけ風除けができたので
暖かい飲み物だけ補給します。
ゆっくりはできませんね。
ここで本日初のハイカーさんと遭遇。
この状況では長居できないと判断され
すぐに下山されました。
収まりそうな風ではないので下山しましょうか。
吹き荒れる南風に耐えながら。

頂上台地を抜けて下りにかかると風はかなりましになりました。
油断すると突風が突然やってきますけど。
足場も悪くないので前回よりはスムーズに下っていける感じです。
6合目避難小屋前で一休みです。

太陽、青空も優勢になってきました。
今回はスタート時間が早かったせいもあってお湯系のランチは用意してませんでした。
あまりゆっくり腰をすえて休む事ができないので
避難小屋の陰でおにぎりチャージ。
もちろん、帰りも谷元へ向けてくだっていきます。
登ってきたルートは急登だったので歩きやすいルートを探しながら下山します。
谷元へ向けて下り始めると風は北壁に遮られるようになり
今までの強風が収まり急に穏やかになってきました。
歩きやすそうな尾根を見つけました。

斜度もさほど急ではないし快適です。
登ってきた谷(沢)はいちばんきつい所じゃなかったんやろうか。
ま、初めてやったしいい勉強になりました。
今度登る時はこの尾根伝いに登ろう。(来シーズンかな)
実は意外と展望も良いこの尾根


天気はどうやら好天のほうへ向かっているようです。
ゆっくりと展望を眺められる余裕もでてきました。
谷元から大山北壁、再び

映えてきましたね。待ってましたって感じです。
大山北壁を満喫できたことやし
あとは下るだけ
あっという間に大神山神社。

まだまだ雪壁が・・・
参道を抜け、平日のひっそりとした大山寺集落を歩き・・・
無事スタート地点まで。
お疲れ様でした。
前回の大山から約1ヶ月がたちました。
ということは1ヶ月のブランクということですね。
今シーズンはろくに雪山を歩けてなかったので
それを払拭するかのごとく、気づいたら大山に向かっていました。
総じて歩きやすいトレイルでしたね。
あえて言うなら谷元から夏道合流までの登りがちょいと疲れましたが。
6合目付近から下ってきた尾根ですが、
調べてみるとどうやら行者尾根と呼ばれる尾根のようですね。
展望もばっちりで歩きやすく、良いルートでした。
意外な事に、谷元からの大山(弥山)往復は無雪期含め初めてだったんですよね。
そういえば、天気予報では春の嵐がやってくるとか言ってました。
でも、まさかあそこまで風が強いとは思ってもみませんでした。
天候のせいか、出会ったハイカーさん4名程のひっそりとしたハイクでした。
そろそろ春の山へシフトする時期かな。
気温約8度。暖かい朝です。
天気予報は下り坂らしい。ということで朝早めのスタートにしました。
大山寺橋からの今日の大山は・・・

天気がどんよりな割には大山はくっきりと見えております。
ガスがかかってきそうな雰囲気ではありますが。
大神山神社へ向かっていきます。

除雪された石畳の参道も趣があっていい感じですね。
谷元コース自体も久しぶりに歩くので楽しみです。
大神山神社まできました。

時間も早いので、ここまではウォーミングアップのつもりでのんびり歩いてきました。
上の方からはゴゥゴゥと風が木々を揺らす音が聞こえてきます。
こりゃ、上の方は相当風が強いんちゃうかな。
神社脇から登山道へ入っていきます。


この辺りは杉の大木と落葉樹のミックス地帯。
落葉している木のせいか、意外と明るいですね。
ここからは下宝珠越までのルートをたどって作業道路にでることにします。
作業道路を谷元へ向けて歩いていきます。
少し歩くと大山北壁もちらほらと

道路とはいえまだまだ積雪豊富ですね。
作業道路最終地点。

こちらが本来の行者登山道との合流地点になります。
堰堤にでると久しぶりの谷元からの大山北壁全景


天気は芳しくありませんが、珍しく大山にガスがかかっていません。
晴れていればもっと映えるんでしょうが。
眺望が良いと自然と足が止まってしまいます。
急いで登る必要もないのでゆっくりと観賞します。
少し歩くと・・・
谷元避難小屋と大山北壁。

これまた良いですね。
さて、夏道である行者登山道は全くもってわかりません

トレースやスキー・スノーボードの跡があちこちにあります。
つまり、歩きやすい所を歩けってことですかね。
とりあえず、6合目避難小屋付近を目指して(見えませんが)登っていく事にします。
ひたすら谷を上へ向けて。

相変わらず上の方からは風が木々をうならす音が叫んでいます。
尾根に出る時には覚悟しとかないといけませんね。
かなり斜度もきつくなってきました


幸いな事に、気温が高いせいか雪面がアイスバーンにはなっておらず
きっちりとキックステップが効くので助かります。
雪質は完全に春のザラメ雪。
この斜面、意外とハードです

なんか、斜面の急な所を選んで登っているような気がするんやけど。
ま、夏山登山道合流までは頑張りましょう。
何とか夏山登山道に合流しました。

もの凄い風です

風が吹くと普通に立っていられないくらいに。
ここでアイゼンを装着します。
少し来た道のほうへ下がって風をよけながら。
ついでにエネルギー補給も。
準備万端でいざ頂へ。
ここでこんなんやったら頂上台地はどないなことになっとるんやろか

頂までたどり着くことができるんやろうか・・・
少し登ると6合目避難小屋。

前回よりは避難小屋がその姿を現しつつあるとはいえまだまだ雪の中。
今シーズンの雪の多さを物語っています。
しっかりトレースの夏山登山道を頂上へ向かいます。

風は南風なので進行方向に向かって右から吹いてきます。
常に低姿勢で、突風がくると耐風姿勢でしばらくやりすごします。
風が強いことを除けばトレイルは非常に歩きやすいです。
雪質はザラメなんですが踏み抜く事も無く、アイスバーンにもなっていないので。
三鈷峰からの稜線


天気はどんよりなんですが時より日差しもあり、ガスもほとんど無し。
青空も見え隠れしています。
が、相変わらずの強風。
条件が良ければ最高のトレイルなんでしょうけどね。


一部階段が出ている所も。
このあたりで春を感じます。
8合目まできました。
木道も一部あらわに・・・

予想していた通り・・・
猛烈な風です

頂上台地に出ましたが・・・

ここまで登ってきた夏道の比じゃないくらいの暴風が吹き荒れています。
救いは、確実に視界があることと暖かい南風であることくらいでしょうか。
気のせいかもしれませんが、木道よりも南(北壁側でない方)のほうが
若干風がましなような気がしました。若干ですが。
天気自体は決して悪くないんですが。

写真では穏やかな山頂台地のように見えますが
時より暴風に巻き上げられたザラメ雪が機関銃のごとく襲ってきます

耐えるしかありませんね。
風を背にするような感じで低姿勢で前進→耐風姿勢で待機の繰り返しで少しづつ進みます。
弥山頂上


いろんな意味で長い旅やった。
前回は雪の下で見えなかった頂上石碑が見え始めてました。
そう、前回はここでほんわかとランチなんかしてたっけ・・・
手元の温度計は約3度。
暖かい南風のせいか、体温を奪われるというような感じではないですね。
暴風を除けば比較的穏やかな山頂・・・ 一切余裕はありませんが。
剣ヶ峰方面


南壁のほうが確実に雪融けが目立ちます。
米子方面の展望は・・・

霞が強いとはいえ、展望は効きます。
ちょっと避難小屋に入って休憩でも・・・
入口がありません


↑入口付近のほんのわずかなスペースで少しだけ風除けができたので
暖かい飲み物だけ補給します。
ゆっくりはできませんね。
ここで本日初のハイカーさんと遭遇。
この状況では長居できないと判断され
すぐに下山されました。
収まりそうな風ではないので下山しましょうか。
吹き荒れる南風に耐えながら。

頂上台地を抜けて下りにかかると風はかなりましになりました。
油断すると突風が突然やってきますけど。
足場も悪くないので前回よりはスムーズに下っていける感じです。
6合目避難小屋前で一休みです。

太陽、青空も優勢になってきました。
今回はスタート時間が早かったせいもあってお湯系のランチは用意してませんでした。
あまりゆっくり腰をすえて休む事ができないので
避難小屋の陰でおにぎりチャージ。
もちろん、帰りも谷元へ向けてくだっていきます。
登ってきたルートは急登だったので歩きやすいルートを探しながら下山します。
谷元へ向けて下り始めると風は北壁に遮られるようになり
今までの強風が収まり急に穏やかになってきました。
歩きやすそうな尾根を見つけました。

斜度もさほど急ではないし快適です。
登ってきた谷(沢)はいちばんきつい所じゃなかったんやろうか。
ま、初めてやったしいい勉強になりました。
今度登る時はこの尾根伝いに登ろう。(来シーズンかな)
実は意外と展望も良いこの尾根



天気はどうやら好天のほうへ向かっているようです。
ゆっくりと展望を眺められる余裕もでてきました。
谷元から大山北壁、再び


映えてきましたね。待ってましたって感じです。
大山北壁を満喫できたことやし
あとは下るだけ

あっという間に大神山神社。

まだまだ雪壁が・・・
参道を抜け、平日のひっそりとした大山寺集落を歩き・・・
無事スタート地点まで。
お疲れ様でした。
前回の大山から約1ヶ月がたちました。
ということは1ヶ月のブランクということですね。
今シーズンはろくに雪山を歩けてなかったので
それを払拭するかのごとく、気づいたら大山に向かっていました。
総じて歩きやすいトレイルでしたね。
あえて言うなら谷元から夏道合流までの登りがちょいと疲れましたが。
6合目付近から下ってきた尾根ですが、
調べてみるとどうやら行者尾根と呼ばれる尾根のようですね。
展望もばっちりで歩きやすく、良いルートでした。
意外な事に、谷元からの大山(弥山)往復は無雪期含め初めてだったんですよね。
そういえば、天気予報では春の嵐がやってくるとか言ってました。
でも、まさかあそこまで風が強いとは思ってもみませんでした。
天候のせいか、出会ったハイカーさん4名程のひっそりとしたハイクでした。
そろそろ春の山へシフトする時期かな。
Posted by ランチ里山 at 20:53│Comments(2)
│大山
この記事へのコメント
こんばんは ランチさん
いいですね 私は最近どうも天候に恵まれていないようです。
今日も沖ノ山は終始雪でした。大芽スキー場より上では、ズーと降っていた感じです。
今年は雪がホント凄いですね。沖ノ山は林道との境の部分のネマガリ竹がちょっと見えているぐらいで、完全に雪山でしたよ。
いいですね 私は最近どうも天候に恵まれていないようです。
今日も沖ノ山は終始雪でした。大芽スキー場より上では、ズーと降っていた感じです。
今年は雪がホント凄いですね。沖ノ山は林道との境の部分のネマガリ竹がちょっと見えているぐらいで、完全に雪山でしたよ。
Posted by km-surf
at 2012年04月02日 00:28

km-surfさん こんばんは
『暴風』を除けば天気自体は悪くなかったんですよね。
ガスもなかったし展望もそこそこ良かったし。
いい経験になりました。
雨が続いて雪融けが早いんじゃないかと思ってましたが
どうやらまだまだ雪上歩きは楽しめるようですね。
『暴風』を除けば天気自体は悪くなかったんですよね。
ガスもなかったし展望もそこそこ良かったし。
いい経験になりました。
雨が続いて雪融けが早いんじゃないかと思ってましたが
どうやらまだまだ雪上歩きは楽しめるようですね。
Posted by ランチ里山
at 2012年04月02日 20:59

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