2011年02月21日
やっと蒜山 ~上蒜山 part1~
岡山県真庭市の上蒜山に行ってきました。
今年は積雪が多いと言う安易な理由(?)からか蒜山を避けてきましたが・・・
もうそろそろいいんじゃないですか。
去年は雪が少なかったせいか3座とも1月中にはクリアしてました。
好天に恵まれ展望も良く充実したハイクとなりました。
去年の冬の上蒜山は→こちらから
今年は積雪が多いと言う安易な理由(?)からか蒜山を避けてきましたが・・・
もうそろそろいいんじゃないですか。
去年は雪が少なかったせいか3座とも1月中にはクリアしてました。
好天に恵まれ展望も良く充実したハイクとなりました。
去年の冬の上蒜山は→こちらから
朝はグ~ンと気温が下がるとの予報が出てましたので
早出して雪が締まっているうちにガッツリ歩く作戦です
好天の予報なので雪質が悪くなること必至ですから。
こちら上蒜山には『雪崩の巣』があるんですよね。
朝来るときに遠望で見たんですがやはり雪崩は起きているようです。
とりあえず近くまで行って見ないと詳細は分かりません。
上蒜山スキー場の駐車場からスタートです。
道路はバリバリのアイスバーンでした
道路から一歩入るとすぐに積雪路。
とりあえずはつぼ足で頑張ってみます。
かなり気温が下がったようで雪面の表面部分はパリパリになっています。
5歩歩いて1歩沈むくらいでしょうか。
百合原牧場まできました。

すぐに登山道入口へ。しばし植林帯の急登になります。
ひたすら上へ。下の方は目印テープがわかりにくかったんですが
植林を抜ける頃に発見。間違ってなかったようです。
植林帯抜けました。

雪面はガチガチです
おかげで歩きやすいんですが斜面が急なので要注意です。
のんびりしてるとすぐに緩みそうですね。


上の方では右手が雪庇なのでなるべく左寄りに歩きます。
そのほうが雪が締まってますしね。
斜度もあがってきたのでここでワカンからアイゼンに履き替えます。
今年初アイゼンです。
ガチガチの雪面にしっかり食い込んでガシガシ登っていきます
核心部分が近づいてきたようです

恐るべき積雪量と雪崩です
撤退も頭をよぎりますが・・・
まだまだ気温も低く雪面も安定しているようなので行ってみることにします。
さすがにこれを見ると怖いですね↓


積雪量が多いと雪崩の規模も半端じゃないですね
雪崩の前兆のクラック(亀裂)も
雪崩のためにスパッと切れ落ちている右側に寄り過ぎないように左寄りを歩きます。
左も雪崩の可能性の高い斜面なので要注意。
コース取りは慎重に。
あともう一息の所まできました。

何ですか!あの尾根取り付きの雪庇は
当然のことながら雪庇の下からは取り付けないので
左側の樹木のほう側から取り付くことにします。
斜面も急やし、いざと言う時の樹木は助かります。
樹木まで無事たどり着き一安心です。
さて、ここからは長い長い雪庇尾根を登っていきます。

雪庇の規模が尋常ではないです
なるべく樹林帯の際を歩きます。
陽が差してくるようになってから確実に足元が緩み始めています。
ここでアイゼンのうえからワカン装着です。これで万能、最強です。


なぜにここまで雪庇が発達するんでしょうかね。
蒜山三座ではこれほどのものは他にはないです。
この雪庇、ほぼ山頂まで続くんですよね。
槍ヶ峰(8合目)までの最後の登りです。

雪庇崩れからの雪崩が起きてますね
樹林寄りからなるべく樹林帯の中を歩きました。


樹氷(雨氷に近い?)も
去年は少雪でしたがまだ寒い時期だったので樹氷、雨氷がきれいでしたね。
雪崩部分

よく見てみると・・・
どうやら今日起きた雪崩のようです
切れ落ち方といい雪崩れ方といい・・・
日差しが当たるようになって気温が上がったことが要因でしょうか。
周りには小さなクラックも所々走っていました。
そそくさと樹林の中に逃げ込みました
最後の部分の急斜面を登りきって・・・
槍ヶ峰到着です

文句なしの大展望、大絶景ですよ
大山もクッキリと、こんなに近くに見えます。
展望はここでしっかりと満喫しておきます。
中蒜山から下蒜山方面

登ってきた尾根方面と三平山~毛無山方面

さて、ピークハントしましょうか。
次回に続く・・・ part2は→こちらから
早出して雪が締まっているうちにガッツリ歩く作戦です

好天の予報なので雪質が悪くなること必至ですから。
こちら上蒜山には『雪崩の巣』があるんですよね。
朝来るときに遠望で見たんですがやはり雪崩は起きているようです。
とりあえず近くまで行って見ないと詳細は分かりません。
上蒜山スキー場の駐車場からスタートです。
道路はバリバリのアイスバーンでした

道路から一歩入るとすぐに積雪路。
とりあえずはつぼ足で頑張ってみます。
かなり気温が下がったようで雪面の表面部分はパリパリになっています。
5歩歩いて1歩沈むくらいでしょうか。
百合原牧場まできました。
すぐに登山道入口へ。しばし植林帯の急登になります。
ひたすら上へ。下の方は目印テープがわかりにくかったんですが
植林を抜ける頃に発見。間違ってなかったようです。
植林帯抜けました。
雪面はガチガチです

おかげで歩きやすいんですが斜面が急なので要注意です。
のんびりしてるとすぐに緩みそうですね。
上の方では右手が雪庇なのでなるべく左寄りに歩きます。
そのほうが雪が締まってますしね。
斜度もあがってきたのでここでワカンからアイゼンに履き替えます。
今年初アイゼンです。
ガチガチの雪面にしっかり食い込んでガシガシ登っていきます

核心部分が近づいてきたようです

恐るべき積雪量と雪崩です

撤退も頭をよぎりますが・・・
まだまだ気温も低く雪面も安定しているようなので行ってみることにします。
さすがにこれを見ると怖いですね↓
積雪量が多いと雪崩の規模も半端じゃないですね

雪崩の前兆のクラック(亀裂)も

雪崩のためにスパッと切れ落ちている右側に寄り過ぎないように左寄りを歩きます。
左も雪崩の可能性の高い斜面なので要注意。
コース取りは慎重に。
あともう一息の所まできました。
何ですか!あの尾根取り付きの雪庇は

当然のことながら雪庇の下からは取り付けないので
左側の樹木のほう側から取り付くことにします。
斜面も急やし、いざと言う時の樹木は助かります。
樹木まで無事たどり着き一安心です。
さて、ここからは長い長い雪庇尾根を登っていきます。
雪庇の規模が尋常ではないです

なるべく樹林帯の際を歩きます。
陽が差してくるようになってから確実に足元が緩み始めています。
ここでアイゼンのうえからワカン装着です。これで万能、最強です。
なぜにここまで雪庇が発達するんでしょうかね。
蒜山三座ではこれほどのものは他にはないです。
この雪庇、ほぼ山頂まで続くんですよね。
槍ヶ峰(8合目)までの最後の登りです。
雪庇崩れからの雪崩が起きてますね

樹林寄りからなるべく樹林帯の中を歩きました。
樹氷(雨氷に近い?)も

去年は少雪でしたがまだ寒い時期だったので樹氷、雨氷がきれいでしたね。
雪崩部分
よく見てみると・・・
どうやら今日起きた雪崩のようです

切れ落ち方といい雪崩れ方といい・・・
日差しが当たるようになって気温が上がったことが要因でしょうか。
周りには小さなクラックも所々走っていました。
そそくさと樹林の中に逃げ込みました

最後の部分の急斜面を登りきって・・・
槍ヶ峰到着です

文句なしの大展望、大絶景ですよ

大山もクッキリと、こんなに近くに見えます。
展望はここでしっかりと満喫しておきます。
中蒜山から下蒜山方面

登ってきた尾根方面と三平山~毛無山方面

さて、ピークハントしましょうか。
次回に続く・・・ part2は→こちらから
Posted by ランチ里山 at 20:14│Comments(2)
│上蒜山
この記事へのコメント
あぁぁぁ~ よくぞご無事で!
5合目付近は雪崩の巣。東側に注意が行きがちですが、
左側も頻発しているのを以前見ました。
さらに、登山道の中央(尾根の真ん中)からも崩れる場所です。
どこをどう歩いても、状況によってはきわめて危険なルートです。
ましてや、こんな積雪の中を・・・
本当にご無事で・・・なによりでした。
私も以前、身をもって経験していますが・・・
以前、ここを2週続けて歩いた際、自分の前週のトレースが完全に雪崩に持って行かれているのを見て、冷や汗が出たのを思い出しました。
雪崩の危険を回避する方法として、5合目の上までは違う尾根を歩くコース取りをいつか試してみようか・・と思っているのですが・・・
ともかくも、この山、雪の状態によっては、きわめて危険なコースですね。
(雪崩研究の対象尾根として取り上げている文献を見たこともあります。)
お互い、無茶をせず、安全登山を心がけましょう!
(そんなセリフをお前が言うなって?)
5合目付近は雪崩の巣。東側に注意が行きがちですが、
左側も頻発しているのを以前見ました。
さらに、登山道の中央(尾根の真ん中)からも崩れる場所です。
どこをどう歩いても、状況によってはきわめて危険なルートです。
ましてや、こんな積雪の中を・・・
本当にご無事で・・・なによりでした。
私も以前、身をもって経験していますが・・・
以前、ここを2週続けて歩いた際、自分の前週のトレースが完全に雪崩に持って行かれているのを見て、冷や汗が出たのを思い出しました。
雪崩の危険を回避する方法として、5合目の上までは違う尾根を歩くコース取りをいつか試してみようか・・と思っているのですが・・・
ともかくも、この山、雪の状態によっては、きわめて危険なコースですね。
(雪崩研究の対象尾根として取り上げている文献を見たこともあります。)
お互い、無茶をせず、安全登山を心がけましょう!
(そんなセリフをお前が言うなって?)
Posted by スパシオ at 2011年02月22日 22:17
スパシオさん
この部分が雪崩の巣であることは随分と前から知ってました。
今回は左の部分は雪崩れていませんでしたが
右側は写真にもある通り恐ろしく凄まじい雪崩となってましたね。
この日の蒜山地区は朝かなり気温が下がったようで
前日の雨もあり5合目尾根はガチガチに凍ってました。
雪が緩む前に核心部を通過する為早朝発は正解でした。
ただ、雪が緩んできた頃に下りを歩くのは危険ですよね。
そちらについてはpart2にて触れます。
山歩きに『絶対安全』はないですよね。
くれぐれも気をつけましょう、お互いに。
この部分が雪崩の巣であることは随分と前から知ってました。
今回は左の部分は雪崩れていませんでしたが
右側は写真にもある通り恐ろしく凄まじい雪崩となってましたね。
この日の蒜山地区は朝かなり気温が下がったようで
前日の雨もあり5合目尾根はガチガチに凍ってました。
雪が緩む前に核心部を通過する為早朝発は正解でした。
ただ、雪が緩んできた頃に下りを歩くのは危険ですよね。
そちらについてはpart2にて触れます。
山歩きに『絶対安全』はないですよね。
くれぐれも気をつけましょう、お互いに。
Posted by ランチ里山
at 2011年02月23日 00:01

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