積雪期の伯耆大山へ part2

ランチ里山

2012年03月07日 20:32

冬の伯耆大山(弥山)へ登ってまいりました。

平日にチャンスが訪れたのは幸いでしたね。

週末は冬季とはいえかなりの登山客で賑わうこの山。

加えてスキーヤー、スノーボーダーも入り混じってしまうのです。

今回出会った方、すれ違った方は十数名ほど。

山頂までマイペースで登る事ができました。



part1はこちらからどうぞ


今回、登ってくる間に3名程のハイカーさんとすれ違いました。

弥山に到着した時には一人おられました。

6合目からの登りの時に振り返ると数名が登ってこられているようでした。

無雪期にはいつもにぎわっている山頂はひっそりでした。



さて、ランチにしましょう



条件によってはランチせずに下山の覚悟もしてましたが

最高のランチタイムでしたね。

頂上避難小屋は一階から入れるようになってたようですが

中は真っ暗とのこと。


好条件を予期していなかったのでカップ麺だけでもと

ザックに放り込んできましたが・・・

こんなことならしっかりランチを準備してくればよかったですね。


風も無く、穏やかな山頂。

ここがあの大山とは思えませんよね。


今日ここまで来られた数名が皆

山頂石碑の上に積もった雪の上でランチされてました。



            本日は縦走路方面へ行かれている方はおられないようです。

            少しだけ剣ヶ峰方向へ足を踏み入れてみましたが・・・



            一歩踏み出すと軽く膝よりも上まで沈み込みました

            弥山三角点ピークまで行ければな~と思ってましたが・・・            
            
            ラッセルすれば行けないことはないですが今回はやめときます。



大山北壁を登ってこられた方がラクダの背の手前辺りからこちらへ向かってきます。

縦走路もかなりのラッセルを強いられているようです。



雲海に浮かぶ烏ヶ山




米子市街地方面は・・・



こちらも雲海


見渡す限りでは、今立っている大山本峰と烏ヶ山以外は全て雲の下。

中国山地もほぼ雲海の下に沈んでいます。

まさに『孤島、大山』って感じですね。



かなり長い時間を頂上で過ごしました。

いつまでたっても景色は変わりませんでしたね。

まだまだここに居たい気持ちはありましたが・・・

下山しなくてはいけませんよね。

思う存分、心行くまで満喫できました



下山・・・しましょう。



雲海の中へ飛び込んで行くように・・・



東大山山塊も



三鈷峰(中央)の左側に甲ヶ山、すぐ右に見えるのが矢筈ヶ山ですね。

登りでは雲の中でしたが雲が少し下がったようです。



8合目から6合目への急斜面を下っていきます。



ここは慎重に行きましょう。

雪面のコンディションは登りの時とさほど変わっていないようでした。

さすがに急な部分はヒールステップで降りていくことはできないので

アイゼン全体を効かせてゆっくりと降りていきます。



            『雲海の入り江』ですね



            こんな雲海って珍しいんじゃないでしょうか。

            さほど数多く大山に登っているわけではないんですがそんな気がします。



それでもアイゼンへの雪ダンゴが付着するようになってきました。

雪ダンゴがかなり醜く歩きにくくなってきたので外します。

多少滑りますがこのほうが歩き易いかな。



名残惜しみつつ雲海の中へ。






雲の層の下に出ました。



雲の層はさほど厚くないようです。

あとはひたすら下るのみ



石段のあたりにはこんな場所も・・・



『電線注意』です

積雪が多いために手の届く所に電線があります。

雪の多さを物語ってますね。



戻ってきました。



初の積雪期の大山。大満足でした。

下山後、大山寺橋からは米子市街地も見えてました。

雲の層の下は比較的穏やかだったみたいですね。






登り始めは展望は全く期待してませんでした。

晴れの予報はある意味当たってましたね。

山頂からの絶好の景色を見ることができましたが

ちょっと予想外の展開でした。

雪の白、雲の白。かなり眩しかったなぁ。

下界からはまさか大山が雲の上に浮かんでいるは思ってもいなかったでしょうね。


急速に雪融けが進んでいるようです。

まだ3月初めなのに・・・

チャンスがあればもう一度残雪期に登ってみたいですね。

今回ほどの絶好のロケーションは期待できないでしょうけど。




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