毛無山~白馬山 厳冬期縦走②

ランチ里山

2011年01月30日 20:32

岡山県真庭市の毛無山(けなしがせん)~白馬山(しろうまやま)を歩いてきました。

去年の毛無山を少し思い出してみましたが明らかにルートが違うようでした。

去年は山頂まできっちりトレースで、比較的夏道に沿ったコース取りでしたね。

トレース無視して自らコースを作って登っていく技量はまだありません

GPSとかハイテク使ったら楽なんやろうな~



その①は→こちらから

去年の冬の毛無山は→こちらから


9合目避難小屋に無事到着。

ここから山頂までは目と鼻の先。

寒々とした避難小屋の温度計を見てみると・・・



マッ、マイナス9度

そんなに寒う感じないんですけど・・・

・・・と、手元の温度計を見ると  マイナス3度。

何で?? どっちがおかしい??



さっさと頂へ向かうことにしましょう



ここにきてトレースが四方八方に散らばっております。

おのおのが好きなルートで山頂に向かわれた跡でしょうね











天気予報・・・ はずれですかね

ガスの中に突入していくような感覚です。




毛無山山頂です



ここにたどり着いた達成感は無雪期とは比べ物になりません。

好天で展望が良ければ言うことなしなんですけどね。

普通、むき出しの山頂は雪が飛ばされて比較的少ないと言われてますが・・・

石のベンチはおろか、山頂方位盤まですっぽりと雪の中です


ちなみに去年の頂は→こちら

無雪期(夏)は→こちら


9合目付近では見えていた登山口がある田浪の集落は見えなくなっておりました。

もちろん大山も



原型とどめず




白馬山への縦走路方面は





そうこうしているうちに先程のハイカーさんも合流されました。

かなりにぎやかな山頂になるだろうと予想しておりましたが・・・

2人だけです



そのハイカーさんですが、西毛無山に行くつもりでおられたそう。

天候の関係で今回はパスされるそうです。

西毛無山は毛無山の西に位置する峰です。多分『西毛無山』は俗称で

もちろん登山道もなく冬限定といったところでしょうか。

一度下ってさらに登り返しがあり、かなりの熟達者コースのようです。

白馬山経由で下山されるそうです。



・・・という訳でわたくしも白馬山経由に同行させて頂くことになりました。

(当初、白馬山は予定しておりませんでしたが・・・)

ちなみに、今回は最初からランチの予定はありませんでしたのであしからず。



軽くエネルギーチャージしていざ白馬山へ出発です。

やはり雪多いですね~

よく見るとこちらも所々トレースの痕跡はありますが

厳しい冬の稜線のせいでほとんどトレースは消えております。


それにしても雪庇がすごいですね





先行して歩いていただきましたがきっちりと雪庇は避け

効率のよい歩き方をされておりました。さすがです。

相当山慣れしていらっしゃるようです。










雪庇、樹氷(樹木への着雪?)がこの冬の厳しさを物語っております。

無雪期は超快適な縦走路も冬はこうなるんですね。



カタクリ広場です。



春はカタクリ見物でにぎわいますが・・・

天候のせいもあってなんか寒々しいですね。


毛無山から白馬山はおおむね下りのルート。

今回のような大量積雪の時は注意が必要ですが

尾根筋に沿っていけばよいのでルートを見誤ることはないと思います。



標高が下がってくるとまわりの景色も穏やかになってきます。

雪庇もなくなり、トレースもさらにわかりやすくなってきました。

サクサクいけますよ~





ガスも晴れてきました。

が、毛無山山頂付近は依然ガスに覆われたままです。



最後に少し登り返して白馬山到着です



ここで一息つきましょう

毛無山山頂付近とはうって変わって穏やかなピークですね。

標高差にして150mほどしか変わらへんのに・・・



さて、下山しましょうか。





こちらの尾根下りもトレースありですが所々消えていました。


先行していただきましたのであっという間に下ってしまいました。





ハイク終了です。

(ちなみにまだお昼前でした・・・)






確実に去年以上の積雪で一筋縄ではいかないだろうとは思ってましたが

トレースの選択ミス、消滅などがあった割には比較的スムーズに登れたほうだと思います。

トレースが山頂方面に向かっているであろうことはわかってましたが

コンパス、地図、目印、地形など何度も見直しながら進んで行きました。

自分がどの辺りを歩いているかを把握しておきたかったので。

無雪期に何度も登ってるんですが、でもやっぱり雪が積もると分からなくなりますね。


好天に転んでくれることを願ってやってきましたが

良くはなりませんでした 景色良かったら言うことなしでしたが。


今回、白馬山縦走コースをご一緒させていただいたハイカーさんですが

近辺の山々はもちろん冬の大山にも登られるすごい方だったのでした。

楽しいお話、そして貴重な情報等ありがとうございました。




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